【音楽】レディ・ガガ来日 ~人の想いの美しさ~

こんにちは、 ころみん です。

今日は「お菓子」についてではなく、「人」に対して感じた強い想いについて書かせていただきます。

先日あのレディ・ガガが来日し、ニュースZEROに生出演されていました。

先に言っておくと、私は特に彼女のファンというわけではありません。

友達がカラオケで歌う「ボーン・ディス・ウェイ」のMVが彼女を見た最初だったくらいです。(前奏長いし、なんか気持ちが悪いMVだなぁくらいの印象です。)

次に彼女を見たのは、東日本大震災の被災地支援のイベントのライブ映像でした。下着姿のような衣装で、寝転がって歌っているシーンがあるのですが、その声量がとても横になって歌っている人のそれではなかったので、歌唱力の素晴しさに驚きました。

あるときはサングラスを外したその瞼に描かれた大きな瞳に笑いを誘われ、

そして私の敬愛する徹子さんと「徹子の部屋」で共演したさいには、巨大な縦巻貝のようなウィッグから飴玉を取り出してみせたりと、ユーモアに富んでいてチャーミングな人だなと感じ、好感を覚えました。

それくらいのレディガガ体験しかなかったのですが、先日のニュースZEROで大きく心を動かされたのです。

まずその日の衣装からして、ハッとさせられました。レディ・ガガといえばその奇抜な衣装でも有名ですが、その日はシックなブレザーに黒いパンツ、髪はシンプルなまとめ髪という、こんなレディガガ見たことがないというくらい、ノーマルな恰好だったのです。(ときに批判を招くほど、彼女の衣装はアブノーマルなときがあります。)

いつもの奇抜な衣装より、その普通の恰好がむしろ新鮮でそのあとのパフォーマンスを期待し、胸が高まりました。

キャスターとのインタビューの中で分かったことですが、「自分の中で楽器の演奏や自分自身に自信がついた。たんに歌を聴いて欲しいから」という意図があったようです。

そして最後に生歌を披露するのですが、本人とギターサポートの男性二人でのギター弾き語りというこれまでの作りこんだ音楽と対象的に、これ以上ないくらい簡素。

歌は彼女の亡き叔母に捧げられたもので、とても穏やかで優しい、それでいて強い想いを歌ったものでした。

歌唱力は言わずもがな、私の心が強く引き寄せられたのは何より、その想いでした。歌っているその姿、歌声、彼女の奏でるギターの音色までもが、彼女という一人の人間のありのままの心を映し出しているかのようなそんな気がしました。

最後にかけていたサングラスを外すと、とても優しい目で静かに微笑みかけ、次の瞬間に照明が落とされると、目を伏せ、涙をじっとこらえているかのようなしぐさを見せたとき、「本当になんて美しい人なのだろう!」と、そのにじみ出るような美しさに私も自然と目に涙があふれるのがわかりました。

彼女のことを美人だとか思ったことはなかったのですが、彼女の持つ魂のようなものが、

「ただただ、美しい…」

そう思わせたのだと思います。

深く心に響く体験をできたこと、今このように感じられることに感謝の気持ちを強く持ったひとときでした。

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